久田教育総合研究所では、「学習する学校とは？」と題し、オンライン・勉強会を実施しています。

第4回目「メンタルモデル」を３月１４日に盛会のうちに終わりました。

メンタルモデルとは、自己と他者及び学校全体にまで関連し、最も実践的なものです。参加者によっては、学校現場で、まさに今問題になっていることそのままで、ピッタリ当てはまり、かつ頭の整理にもつながりましたという反響までいただきました。

そして今まで１回〜３回で学んできた自己マスタリー、共有ビジョン、チーム学習の全てに関わってくるものがメンタルモデルであり、これを理解することで、「学習する学校」の骨格が見えてくるものとなりました。「学習する学校」は、理論の理解と実践が合わさって、実効性を伴いますが、その中でも今回は、全体像を理解する上で非常に重要な回でした。

次回は３月２８日（月）２０：００〜２１：３０第５回目「システム思考」を開催します。

ここで、一旦「学習する学校」の完結編です。今のこの複雑な世の中をどのように捉えて、「学習する学校」全体の理解と実践を行っていくかが鍵となってきます。

【予告】

4月末には、ハーバード流ケーススタディの回を実施予定です。

今まで学んだことを、実際のケースを事前に読んできていただき、オンラインで議論を行っていきます。それを共有化する中で、さらに深められる集合知を得ることを目的とします。お楽しみに案内をお待ちください。

日本国中の学校が、永続的に試行錯誤を繰り返しながら発展を続ける「学校」こそが、これから求められる学校には、欠かせない姿だと考えています。そのためには、学校自体が学習する。即ち、挑戦する中で、失敗しても自ら振り返り、そして次にどう進めばよいかを見つめられるような存在になれば、常に成長を続けることができる学校となるのと信じています。「学習する学校」の要素として挙げられる以下の５つの要素の理解を深める最終議論をみなさんともしていきながら、これからの「学習する学校」の在り方を探っていきます。

＜学習する学校の要素＞

1. 学校の共有ビジョン

2. 自己マスタリー

3. チーム学習

4. メンタルモデル

5. システム思考

世界の複雑性を認知し、相互依存性や変化をよりよく理解することによって、最も建設的な変革を達成させるためのレバレッジを見出す

■実施日時：

５回目：3月28日（月）２０：００〜２１：３０「システム思考」

■登壇者

・久田教育総合研究所　代表　久田佳孝

私立中高等に入り、学校の課題を抽出・分析し、前に進む提案を行う。また教育委員会の相談に乗り、構想立案・研修等を行なっている。

・Social Animal Bond 代表　青木潤一

人にそっと寄り添う「動物介在教育」の学校現場への導入を提唱。イキイキと子ども達が活躍できる学校とするために、居場所を提供している。

上記２名が、藤原さと氏「探求」とピーター・M・センゲ「学習する組織」「学習する学校」等の本をベースにして（必ずしも事前に読んでおかれる必要はありません）、５つのテーマごとに考えられることや論点を議論し、そこでの論点を参加された方の様々なご意見とも合わせてディスカッションすることで、その内容理解を深めていくことを狙いとします。回が進むほどに、学習する学校のありようとして、どのようなことが必要か浮き彫りとなってくると思います。学校種別は問わず幅広い方々との交流を通じて共有することを目指しています。皆さまとゆるやかに対話ができればと思います。

【このような方にオススメ】

学校運営に不安を抱えておられる方や、自分はどうにかしたいと考えているが、学校全体はなかなか変わらない。そんな苛立ちを感じられている方、今の学校自体に不安を感じられている方等、奮ってご参加ください。様々な悩みの解決・方向性の一助になればと思っています。

■ 参加対象者

– 幼稚園・小学校・中学校・高校、保護者、及び教育に興味のある方

学校種別等にかかわらず，広く学校・教育に関係する方々 (幼小中高の教員に限りません)

– 学習の当事者である生徒，学生の方々

■ 開催日時

– ５回目：３月２８日（月）２０：００〜２１：３０

■ 開催場所

– ZOOM オンライン

■ プログラム

第５回目３月２８日（月）は、「システム思考」についてダイアローグを行います。

– 20:00~20:30

（久田・青木による論点提示と課題炙り出しセッション）

– 20:30~21:00 ブレイクアウトセッション

– 21:00~21:30 共有・全員対話

（定員になり次第、締め切りとなります。今までは、早々と定員に達し締め切りました。早めにお申し込みをお願いします。）

■ 参加費

– 無料

■第５回目３月２８日（月）　申し込み方法

– 参加者向け、申し込みフォームよりお申し込みください

↓

問い合わせ先：hisata [at] hisatasoken.com

[at]を＠に変えてください。