「アメリカとインドで日本の教育について考えた」
自己紹介
久田教育総合研究所 代表 https://hisatasoken.com/
勤務先: 久田教育総合研究所
広島県 福山市在住
福岡市出身
「アメリカとインドで日本の教育について考えた」オンラインイベント終了しました。おかげさまで39名のお申し込みをいただきました。
今回は、広く公開せずに、私の知り合いにのみお知らせして開催しましたが、こんなに集まっていただき、とても嬉しかったです。
内容は、
昨年、インドに、今年アメリカに中高生と行かれた瓜生純子先生にその報告と、考えたことをお話しいただきました。
そこで感じたこと、思ったことがさまざまに広がっていったようです。
皆さんもいろいろ考えられたことがその感想の中に見て取れます。そこで、その声をシェアいたします。それぞれの振り返りの「声」にそれぞれの想い「声」が伝わってきます。
ブレイクアウトルームでの私からの投げかけの問いは、
【多様性が持つ豊かさを感じ取れるような市民教育・民主主義教育は可能か?】
でした。
(皆さんの「声」)
🔳瓜生先生のアメリカ、インドのお話から日本の課題を俯瞰して見ることができ、学び多い時間でした。堂々と議論できる、魂ある日本人を育てたい! ありがとうございました。
🔳インドやアメリカのような多様性が根底にある社会で、学校が地域(学外)と連携して行う教育というものがあるのかどうか。多文化社会において学校が閉じてしまうことで、
社会の分断(棲み分け)に拍車をかけてしまわないか。
🔳会社のメンバーとは、漢字の覚え方とか長文読解どうする?のような話をすることが多いので、民主主義とは?社会とは?のような根本の問いを考えることも大事だなと感じました。
タイミングをみて会社でもそのような話をしてみたいと思います。
🔳hth含めて海外研修に若い人たちを行ってほしい。海外研修を通しの学びは、国内研修以上に自国の教育を意識できるのかもしれないと思えた。また自国の教育や本校の教育に自信をもって進もうと思う。
🔳教員が生徒会活動より自分のクラブを優先するよう「強制」したり、教員が一市民として投票に行かないとか、基本的人権やプライバシーに属するようなことを禁止、制限するようなことなど
日本の多くの学校で起きていることに疑問を感じていまして、「自治」「自立」を育てる、というワードで問題意識を発信していましたが、
久田さんが話された「民主主義」という言葉もすっきり納得できました。「グローバル」だと国も文科省も言っているので、
「民主主義」、「多様性」を育むような学校づくりをしっかり始めていきたい、広めていきたいと思いました。
🔳インドの現状を知り、そうした社会背景がある場合の教育と、日本の今の社会背景がある場合の教育と比べて、何ができるのだろうかということを考えました。
🔳世界に出てみると、日本の学校とは全く違った学校がたくさんある。行って初めて気がつく事が多い。かなり参考になるので日本の先生方もぜひ行くべき。
しかし、ほとんどの先生方は授業や部活や校務で行く暇もなければ、私立や管理職でなければ学校が費用を負担する事は難しい。
何とかして、そのようなシステムを作れないだろうか。海外の先生方や生徒のマインドの違い。特に、Fail fast, fail forward
🔳海外(今回であれば米国西海岸とインド)と日本の比較に関しては正直よく言われることなので、特に新しい発見や気づきというわけではなかったのですが
、課題は認識していながらなぜ教育現場は変わらないのか?変えられないのか?変えるためのレバレッジポイントは何なのかが気になります。
🔳①瓜生さまの旅からの学びを消化しようと、引き続き試みております。本筋からずるかもしれませんが、日本のディベート部の生徒が意見を言えないという観察にショックを受けていて、
腹落ちしていない部分もあり、職場で関心のある同僚と話し合ったりしたいと思っています。
②私はついつい民主主義を「まちづくり」レベルの政治につなげてしまう性質なのですが(それも良し悪しなのは理解しているつもりです汗)、
教育・学習という文脈で民主主義を語ることをまずは大人が探究していくことが諸々(個性尊重やよりその生徒らしい探究学習、など)の源泉のように感じ、
西田亮介さんの『民主主義』本をゆっくりですが読み解けるよう試み続けたい思いました。
🔳海外だけでなく、校種の違う学校やクラスサイズの違う集団での学びについて、もっと知りたいと感じました。また、学校で過ごす時間を充実させる力と、
卒業したり離れたりした後、自分で進み変っていく力の両方をつけていくことは難しいとも考えました。各国のデータや動向にも目を向けて、各発達段階で身に付けたい力を再考したいです。
🔳インドの学生たちが日本を課題先進国として認識しているという話にハッとした。インドでは、わかりやすいキャリアパスの提示と人口の多さを伴う競争力が相まって、
学生の熱量に繋がっているのではないか。しかし、日本を見てその危うさも感じでいるはず。課題先進国である日本だからこそ、学校で獲得できる力を、生涯学び続けるためのものにシフトしたい。わたしも頑張る!
🔳案内文に記載されていた、「失敗を恐れずにチャレンジする姿勢」「多様性を受け入れる心」「自己表現をするスキル」「自己肯定感」これはまさにクラスや授業をしていて生徒たちに養っていきたい事柄でした。
インドの子どもたちの学ぶことへの貪欲さやアメリカの多様性を受け入れる土壌、これらは国として置かれている状況から自然と当たり前のことなのかもしれません。
日本の子どもたちの今の姿もまたこの置かれている状況が生み出しているものなのだろうと思います。
となると、最後のまとめにもあったように、大人も社会も意識改革が必要なのだと感じます。自分の教科で言うと、大人も美術や芸術はわからないという、美術館に行かない、
当然子どもが興味を持てないし、うまい、下手、で評価されてしまっている現状で、リアルな表現をよしとする思考がどこかに根強い感覚です。
しかし、ある一定、先進国と言われる国では、日常から芸術に触れる機会もそう少くはない印象でやはり多様な表現を受け入れる土壌がある、ことを思いました。
ちょうど自分が今向き合っている事柄と重なることがあって、耳だけの参加でしたが興味深く聞かせていただきました。
🔳インドやアメリカでも校則はあるという点。校則=悪ではなく、そこにも価値が存在するのだなと思った。イベント参加者の視点が色々で面白かった。
🔳プレゼンの内容はもちろんのこと、和気藹々の暖かい雰囲気が印象的でした。
🔳平日の夜にも関わらず多くの先生たちがご参加されていたこと(それだけ意欲的な先生が沢山いらっしゃること)が印象的でした。
🔳久田さんのご友人に声をかけられたという会だけあって、アットホームな雰囲気をつくっていただき、ブレイクアウトルーム内でも楽しく参加できたことを有難く思います。
🔳耳だけの参加でしたので、ブレイクアウトルームに参加できずすみませんでした。参加者の方のお話も興味深く、面白かったです。ありがとうございました。
🔳想像以上に多くの方が参加されていて、驚きました!さすが久田さんです♪
🔳私は今回興味があったことは、目先の実践だけでなく、どういう文化背景があってのその制度や実践がなされているかという点でした。
その点で整理をすれば、日本の今の教育の在り方をもっと体系的に捉え、よりよい形を模索ふることができるのではと考えたからです。
インドやアメリカの文化や歴史的背景も含めて瓜生先生の発表のおかげで、改めて日本という教育の仕組みを学びたいという刺激をいただけたことが何よりの成果です。
ありがとうございました!日本の学校教育の最先端をいく附属小の教員としてこれからも精進して参ります。ありがとうございました。
🔳ジュガールという言葉にすごく印象深く記憶に残っています。臨機応変に、何もなかったら作り出すよ!という前向きさ。
たくましさ。そんな前向きな気持ちこそ、私の学校でも、子どもも、職員も、保護者も、地域も、そして何より自分自身も、作り出せたらなぁと思いました。
ワクワクした時間でした。ありがとうございうました。
🔳何より、学校教育に対して熱心な方々ばかりで、本当に素敵な空間でした。初めて参加させていただきましたが、本当に楽しかったです。ありがとうございました。
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