第4回「試行錯誤する学校」大人の学習合宿in福山 盛会のうちに終了しました。感謝!

第4回「試行錯誤する学校」大人の学習合宿終わりました。
今回は、テーマと問い、そして全体の体験を通して、それを実際にみんなでやる経験を通して
自分自身を変化させながら、合意形成をしていくことができれば最高だと考えていました。
この課程そのものが民主主義的営みとなるのですが・・・

1日目
インプットとアウトプット「小学校それは小さな社会の」一部を見て、
あえて、自分の見解と違う立場(否定:日本の教育システムはよくない、肯定:日本の教育システムは良い)に分かれて、理由を述べる。
否定の見解の要素を述べた人は、肯定側に回り、意見を述べ理由を述べる。肯定の見解も述べた人は、否定側に回って理由を述べる。
そして互いに相手の意見と理由を受けて続ける。・・・という「御上先生」でやってたやり方を取り入れました。
反対の立場になった方々が、その苦しさと、思考の深まりが生まれたようです。

そして教育を変えることは世の中を変えることにつながる。
そのためには、大人が想像もつかない30年後の社会を当事者である子どもたちと一緒に想像、創造することが大切ではないか!
と言うところを合宿のテーマとしました。
そこには、中教審諮問にあったような、民主的な学校を作るには?民主主義について学んでいない大人と子供が共に学ぶ民主主義。
というものがあるような気がしました。
また、
物事を誰かのせいにせず、教育システムの中に見つけることはできないか!?
ということで、システム思考の因果関係ループ図をツールとして提示しました。

1日目には、なかなかループ図をみんなかけなかった。
しかし、2日目には、合田さんの話も相まって、
描けるようになりました。
そのせいでみんながストーリーを持って発表できるようになっていました。
ストーリーがあると、人の心に響きます。これに私はとても感激しました。
それぞれのチームからは、ループ図を使って書きながら議論することで
「みんなで力を合わせて合意形成ができた。ループ図議論をやってよかった。」

・・・と企画者側の本望を感じることができました。

2日目の終了の皆さんの感想を載せておきます。

🔳私の日頃モヤモヤしていることが整理されました。
🔳自分の学校経営に生かしたい知見をたくさんいただいた。ありがとうございます。
🔳対話について深く考えるきっかけとなった
🔳”協働、対話することで、自分の考えが深まり、模造紙に表現することができた。
🔳一人では言語化できなかった。
🔳大学教育をベースに活動する中で、他の学校種の先生方と話し合う中で、本質的なモノを確認できて、自分の考え方の補強ができた
🔳因果ループ図も実践ができたこと、それぞれの現場に素敵な実践者がいることを知れたこと
🔳ループ図の作成をとおして、現場の先生方の見方・考え方を知ることができ、大変有意義な時間でした。
意見を伝えることが得意とは言えない私ですが、付箋に書く活動や一つのものを作り上げる活動を通して、意見交換がスムーズにできたと思います。
🔳合田さんのお話を聴いて、振り返ることができたから。
🔳予備校などの業者のセミナーや研究会と違い、多くの先生方の熱い思いなどを知ることができた
🔳他者の意見を聞き、自分の考えを言い、対話を重ねる中で、自分のしたいこと、大切なことが明確になってきたから。
🔳共通の思いを持った方と似たような思いを共有できたことは非常に有益だった。考えを整理できた。
🔳他の方の意見が直で聞けて、雰囲気もわかったので良かったです。
🔳ループ図作成は、頭の中の散らばりを整理することになったし、他のグループの話を聞きながら、さらに、思考を深めることができまた。
合田さんの話は、私自身の想いみたいなものを言語化するための言葉がたくさん詰まっていて、心に響きました。
🔳グループでの対話でアウトプットしていく際に、ファシリテーターとして、無理なく、メンバーが自分の考えを出しやすいように、考えて動くことができた。
🔳①学ぶこと、学校と社会のあり方と関わり、子どもたちの行く末について、見識豊かな方々や他業種、他世代の方々と本質的なディスカッションができたこと、
②合田氏のご登壇に学びが多かったこと、
③久田先生とリアルでお目にかかれたこと、
④全国に尊敬できるお仲間が増えたこと、
⑤福山の食べ物が美味しかったこと
⑥「静子先生の教室」での学習や教材の面白いヒントをいくつか得られたこと
⑦教室行き来で思いを抱きながら読書するという一人の時間も満喫してできたことなどです。
🔳様々な立場、年齢の方と対話し、自分の視野が広がると同時に整理されていく感覚を味わえたから
🔳2日間を通しての参加者の深まりが感じられました。システム思考は職員室で活用したいです。
🔳みなさん、言語化されるのがすごいと思いました
🔳余白について考えることができた
🔳サイコーでした!
🔳知的活動として楽しかったです
🔳”思考だけで終わらせず、共通了解を言葉にしていくプロセスがよかった。
🔳合田さんの話を聞けて、目指している社会や方向性は間違いないなと感じた。”
🔳ループ図の作成では、書き出すと1枚の用紙に書ききれないくらい広がっていきそうだなと思いました。
各班のループ図をみて、自分の班では考えていなかった視点に気付くことができました。
2日間の運営、事前の準備して等、本当にありがとうございました。
🔳皆さんの思いが同じ方向を向いているんだなぁと感じました。
合田さんのお話を伺うのは初めてでした。改めてじっくり消化したいと思います
🔳こういう合宿を各学校が自分たちでやったら本当にいいと思う。そこにここのメンバーが自由に参加して、全体で、ここの運動を広めていけたら理想的。
それが難しいなら、せめてこの回を続けて広めていけたらと思う。
🔳上記の通り多くの学びがあった。ただし内容が多いため、すべてを消化できていない。
🔳”時間が足らないかなって思ったりもしました。
ワークと対話をもっと深めたかったかもしれないなと思いました。”
🔳正解がない問いに対して、これぞ対話!という二日間でした。心があったまっているうちにビジョンの更新を早くしたい!!という気持ちであふれてます。
🔳安心して、価値あるテーマについて、本質的なディスカッション出来ることは学びの楽しさに繋がると感じました。
これには今回の合宿のテーマや資料、流れ、シチュエーションが大きく関わると思います。合田氏のご登壇は充実のインプットでした。
久田先生のご尽力とお人柄が大きいと思いますが、
自分自身教員として授業もこれぐらいの準備をして臨んだら子どもたちだってさぞ、、、と思わずにはいられませんでした。
教員に余白が生まれたら、次にすべきはやはり授業改善と資質向上だと思いました。
参加者の皆様も多士済々で、自分の勉強不足を感じました。精進して次回も参加させていただきたいと思いました。
🔳”現場にいたら出会えない方との出会いがあり、自分の当たり前を見直すすばらしい機会となりました。
相反すると思っていた考えの方と対話する中で、着地点が見出せた経験は得難い経験でした。
感謝しております。ありがとうございました。”
🔳私自身も「正解求めがちだな」「遠慮してしまう場面もあるな」と諮問を見ながら、
また意見交換しながら、自分にも大いに当てはまる部分があるなと感じました。(反省です)
🔳グランドルールのもと、グループワークでは1日目、2日目とたつにつれて、
自分の意見を伝え、他の先生方からの見方や考え方を聞くことで、自分の思考や気付きがぐっと深まったと思います。
🔳因果関係のループ図が問題解決や意思決定に有効なスキルであることがわかった。
人のせいにしない、そういう組織の文化を作るには、問題を個人に向けるのではなく、
なぜそうなるのかの構造的理解でループの原因を紐解くことだ。また同じように、違う他者がまざってそれぞれの価値が尊重されるためには、
人の話はまずジャッジするのではなく、受け止め合う作法のようのものが必要になると思った。
自分にとって新たな気づきの多い貴重な場になった。

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