奈良女子大附属ラウンドテーブル研修を受けて・・・

 奈良女子大附属中学・高等学校でラウンドテーブル研修を主催される神徳圭二先生がおられる。松江の学校で知り合い、その後も機会あるごとに教員研修を企画したりして活動を共にさせていただいている。
 ラウンドテーブル研修とは、5〜6名のグループを作り、メンバーの各教員が課題を持ち寄り、その課題についてどのようなことを考え、どのようなことを実施し、そこから見えてくる課題に関し、考えたことをメンバーに聞いてもらいファシリテーターの元それについて議論する場を作る研修である。
 日頃学校の職員室では、隣に座っている人がどのようなことを悩み、どのようなことを行い、考えているなんて、なかなか知り得ないことである。それを学校内で行うと、初めて自分の話をじっくり聴いてもらえる場がそこには生まれると同時に、人がどのようなことを考え悩み日頃仕事をしていることがわかる。研修後には、なんとも言いようのない和やかな雰囲気と仲間を意識できるような空気感が生まれることが多い。
 こういう意味では、非常に有効な研修と言える。先日、奈良でこの研修を全国から来た先生方と行ったが、同じくループになった福井の先生、東京の先生(松本祐也さん)、京都の先生(青木潤一さん)達とは、その後も非常に懇意にさせていただいている。
 その時に、広島で久田合宿を行って欲しいという声が出てきて、現在その企画を思案中である。奈良女子大附属の神徳圭二先生とも打ち合わせをする予定である。全国に、このままではいけないが、何とかしたいと思っている先生方は沢山おられる。しかし、自分の学校ではできないとか、周りが許してくれない、県教委がやることが納得できないなどという理由で、悶々とされている。こうした先生方にパワーを充填し、全国に仲間がいるという実感を持って欲しい。そして勇気を持って、知恵を持ち寄り目の前の生徒に、自発的に動ける指導を展開して欲しい。今、日本全体が世界中が今のままではいけないという危機感に満ちている(白川寧々さんによると「教育乱世」)。自分が今どう動けば、生徒が社会に出て、人間が生きていく上で様々な課題を力を合わせて解決できるような世の中を作れるか。これに真正面から力を合わせて立ち向かえるような教員で日本中いっぱいになって欲しい。その一助となれるような研修会を企画してみようと思う。

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