真下さんに始まり、松本さん、蓑手さん、五木田さん、そして河口さんとの再会

【5人との出会い】
10月21日真下峯子さんの昭和女子大付属中高 授業研究会に参加した翌日、

10月22日、Hillockの蓑手章吾さん、五木田洋平さんに会うことができた。二人ともオンラインでは、お会いしていたが、お会いするのは初めてのお二人である。
その二人と、岩倉高校の松本祐也さんも入って4人で、いきなり教育談義の始まりだった。

核心に近づく話が次から次に出てきて互いが反応しあっという間の5時間だった。
話をしていて思ったのだが、そこに集まった4人が共通に思っていることがあった。「日本の教育を何とかしたい」という想いである。
こんなことは気恥ずかしくて面と向かって言いにくいことかもしれないが、一つ話題を出すだけで、互いに更に更に話題と意見が出てくる。

飲みの席なのに、私が話している時にノートを取り出してメモを取られている五木田洋平さんには、感服してしまった。
みんなが貪欲に更に学ぼうとしているし、互いの熱さを感じ取っている場となった。まるでずっと昔から互いに知り合いの如く・・・

今回の東京行きは、昭和女子大付属の真下峯子さんに会い、Hillockの蓑手章吾さん、五木田洋平さん、そして岩倉高校の松本祐也さん。そして更に翌日22日羽田空港にてランチを共にした、渋谷学園渋谷の河口竜行さんに会えた旅行であった。
互いに、互いのことを認め合う方々ばかりである。充実した時間を過ごすことができた。羽田で会った河口竜行さんが言ったセリフで気づいたことがあった。
河口さんの最初に出たセリフが「日本の学校は変化できるんでしょうか」であった。
そして次に「日本の教育を何とかしたい!と思ってるでしょ?久田さんも」「でないと久田さんと私がここでこうして会うわけないじゃないですか(笑)」・・・・この言葉を聞いて、東京で会った人たちと、自分が同じ想いをその根底に持っていた。それが故に、互いに惹かれあい、話が盛り上がったことに改めて気付かされたのである。

【出会いは不思議なものである】
真下峯子さんと出会った(真下さんに言わせると「私が久田さんにアタックしてから」らしいが)のは、もう10年も前の話である。それなのに互いに先月会ったかの如く、互いに笑顔で、10年前という感じや、違和感がないのである。おまけに「来年は昭和女子大附属である研究会にフォシリテーターとして参加してね」と言われてしまい、更に嬉しさが増してくるのである。嬉しい。楽しい。幸せな時間である(詳細は以前のブログに記載)。

岩倉高校の松本祐也さんは、2019年奈良女子大附属中高主催で奈良女子大で行われた、ラウンドテーブル研修で同じグループになった人である。その時から今まで続いている(オンラインセミナー等を共に主催している青木潤一さんもその時から知り合った)。もう松本さんとは、10数年来の友人のように互いに感じている。私のオンラインセミナーにも合宿にも参加されているし、東京に行く度にお会いしている感じになっている。しかも、今回たまたま、「シリーズ学びとビーイング〜いま授業とは、学校とは何かを考える〜」という本を河口竜行さんが編著しているのだが、そこにも松本さんは「学校は”思考を熟成する場”である」を寄稿している。その中で、以下のような印象的なフレーズがいくつか出てくる。
■学校の文化を無視して、とりあえず真似てしまう学校もある・・・
■学校にスピードと目に見える結果を求める現代社会にはズレが生じている。
■私は、この空間がたまらなく愛おしくて、この崇高とも言える営みは学校でしかできないことであると強く感じ、この仕事を生業にすることにした。
■私の駆け出しの時は、教育とは何かという本質を忘れて、問いを立てることもなく安易に特定の何かに当て嵌めようととする愚かさに気がついていなかった。
上手くいかないことを謙虚に受け止めきれず、自ら思考停止状態になっていた。
■・・・・・・・・実戦が思い通りにいかなければ、また一つ教えられたと考えて出直せば良い。
自分自身を客観的に見つめ、振り返り「社会の動き」を見つめつつ生徒と共に学び続ける姿勢を明確に持っておられる。

蓑手章吾さんとは、「自由進度学習」という本を買い、オンラインでお話ししてメッセージのやり取りをしただけであるが、初めて会った感じがなく、自分が子供と接して感じていることを冷静に見つめる姿勢を目の前で感じることができた。自分の息子さんの可能性を信じていることからの今のチャレンジであることが、よく伝わってきた。

五木田洋平さんは、「ICTポリシーメイキング」というオンライン講座に私が参加したことから始まる。ここで、参加者が議論されていたことに、「何のために」という視点でお話をすると、五木田さんが私と1ON1で話したいという申し出があり、オンラインで二人でお話しした。「今度東京に行くことになったので、もう1泊して会いましょうか?」と申し出ると是非という事になり、蓑手さんも参加しての会となったのだ。彼は、非常に勉強家である。さまざまなことを吸収し、自分のものにされていている方である。「学ぶことが楽しい」を地でいっておられる。こうしたところが蓑手さんと上手く行っているポイントであろうと感じた。
その後の五木田さんのオンラインでもイベントが22時に終わった後も、悩みを抱える先生の相談に全員で乗って行った「オンライン飲み会」でも親身にしかも楽しそうに話されている様を見るにつけ素敵な方だと感じざるを得なかった。

最後の締めともいうべき再会が、河口竜行さんであったが、「シリーズ学びとビーイング〜いま授業とは、学校とは何かを考える〜」という本を編著された方である。河口さんとは、島根県の学校で出会ったのだが、授業のやり方に関するこだわりや、「生徒をどう動かしていけば思考して行動するのか」を常に考えられている方である。そのために常に「問い」を出していかれる。生徒はいつの間にか河口さんのリードに乗って、入り込んでいくのである。そういう意味で、尊敬する方である。羽田空港での少しの時間でも会えてありがたかった。互いにこれからの方向性を確認しつつのお別れとなった。河口さんは、真下さんと知り合いで、松本さんはその本への寄稿者。みんながつながっている。

いい旅であった・・・・

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