The Harvest Project Of Kansai  イベントに参加

Harvest (主催:松山 知絋さん)神戸教員研修9月23日(神戸元町)9月24日(大阪本町)に参加してきた。

今までHarvestには、オンラインでしか参加したことがなかったが、前日神戸に行く機会があったので、ライブで参加できると考え、狩野伸行さんに連絡して、ライブ参加に切り替えてもらう。
ライブで、人の表情や話し方息遣いまで聞けて行える会はやはり良い。

9月23日
神戸元町でのHarvest(10:00〜12:20)では、なかなか場所が分かりにくいところを雨の中歩き回って、たどり着いた。
絶妙な司会を行っていただいた、神戸市立星稜台中学校の岩田慶子さんの元行われた。

中でも主催の大阪府立大手前高校の松山知紘さんの発表と、神戸市教育委員会の吉岡拓也さんの発表が印象に残っている。

扱うところは違っても、根本で繋がっているという実感を持てる会であった。

それぞれの実践から感じたこと、日頃から考えておられること、そうしたものが合わさって伝わってくる。
1)授業の目標は何?
2)目指すべき目標に向けて必要なことを実践していますか?
3)それをきちんと評価していますか?成績の何%くらいですか?
これだけでも相当さまざまな論点が出てきて、もっとさまざまな質問をしたいと思った。
更に、
「分からないことを分からないと言える先生は、どれくらいいるのだろうか?」
生徒が、「分からないところが分からない」時のアプローチはどうしているんだろうか?
三観点評価と授業計画の組み立ては、どうしてるんだろう?
さまざまな疑問や、思いが湧いて出てきて、先生方とこうしたところを更に話してみたくなった。

時間が短くてやや残念だった。

9月24日
大阪御堂筋線の本町で(14:00〜17:30)行われた。

関西学院千里国際の米田謙三さんが参加予定だった.

手違いで急遽オンライン(空港から)の参加となったが相変わらずのまとめ・振り返りは、最高であった。
この日のメイン発表者は、大阪府岬市立美咲小学校校長 信田清志さん、知窓学舎 矢萩邦彦さん、QQイングリッシュ(元N高校運営)梶原純さんの3名であった。

お題は共に「究極の問い、トイ、toi〜なんで勉強せなあかんの?先生〜」であった。
様々な視点に触れることで、新鮮な会であった。

信田さんの話は、機知に飛んでおり、核心に触れるお話だった。さまざまなグループトークの時間を挟みながら、インターナショナルとグローバルの違いから始まり、
「人と仲良くするために学ぶ」「人ができるようになると嬉しい」「互いをチームとして見ていく」「自分なりの『納得解』を持って授業をする」という主張を参加の皆さんに投げかけられた。

矢作さんは、様々なことをされている方だが、情報に関する定義から始まる。

情報には、データ(存在する情報)・インフォメーション(意味がわかる情報)・インテリジェンス(使える情報)これらをどの場面でどう扱うかを重視する。

そしてこのことは、それぞれをどう抽象化するか?例えば、地理(前提「こうなってますよ」)、歴史(結果「こうなりました」)、公民(方法「こうやってます」)と捉えることで、明確化される。また、動物=遺伝子、人間=遺伝子+言語、AI=言語というように捉え、見ることで世の中がクリアに見えるという話であった。

その中で、これからの世の中で重視されることとして以下のことが挙げられた。「自分軸」を持った上で、「世界の基本構造」と「最新の世界観」を見ていくことが求められ、その世界で自由に生きることができるためには、アントレプレナーシップが必要と力説されていた。私が先生方に話していることと被ることも見られる。即ち、自分とは何者で、何が好きで、何にやりがいを感じているかなど。自分が感じたことの理由を認識し、その上で相手が何を感じていてその理由が自分と違うところを認識していく。その上で、世の中・社会を見つめていくという流れに共通すると感じた。

梶原さんは、N高校の運営をされていた方だが、常にチャレンジを続けられている人であった。

自由に伸び伸びと自分に正直に、「やれることをやるやる」に、挑み続けられているのがその経歴や、生き様、人柄に表れていると感じた。

いずれにしても、3人三様な角度からの話だったが、根幹のところでの共通点が見られ、非常に面白かった。しかし、オンラインでは、感じられない息遣いや互いの熱量をダイレクトに感じるライブはやはりいいと、また感じてしまった。特に、回の前後に個別に話すことができることがそれを加速する。参加者同士で話し合う時間がそれぞれとられたのも、実感を持って考えることができた。

狩野さんご夫妻ありがとうございました。

 

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