代表挨拶

学校は、人が人を創り出す場所です。校舎等の環境は、それをやりやすくするためにあります。

学校の「共有ビジョン」即ち、何を目指して、どのような人材を輩出したいかを明確に言語化できているでしょうか?
誰(教員・生徒・保護者・地域の人)が見ても明確に意図が伝わる形になっているでしょうか?
そのために必要な計画や、行事、カリキュラム、業務分担になっているでしょうか?
「共有ビジョン」は、全スタッフが同じように捉えそこに教職員がこうありたいと望むもの(自己マスタリー)と合致しているでしょうか?
抽象的な言語化では、人によって解釈はバラバラとなってしまい教職員には浸透しません。

世界中が、教育改革真っ只中です。
そこにそれぞれの学校のメンバーが協力しあって動けているでしょうか?
試行錯誤は始まっていますか?
何のために改革が必要なのかということを、教員がみんな理解していますか?
コミュニケーションや対話はうまくいっているでしょうか?
教員間に安心安全な環境はありますか?
教員の役割だけ決めて、あとは任せたりしていませんか?

今まで明治維新から150年もの間、教員は、一人一人が良かれと思ってやってきていることで、それぞれの仕事・価値観を作り上げてきています。
そこでは、軍隊・工場に役立つ人材を輩出するためのシステムがずっと行われてきました。求められるてきたのは、「同じ」・「普通」・「前例がある」・・・が正しい選択でした。
大量生産を支える資質としては、「素直」「真面目」「勤勉」が何よりで「余計なことを考えないで、言われたことを言われた通りにやればいい」が罷り通ることになっていました。

そんな中でいつもと違うことが学校で起こった瞬間、なぜそれが必要なんだ?改革なんかできない。忙しいんだから。と思うのは当たり前かもしれません。
人は、変化に抵抗するのではありません。変化させられることに抵抗するのです。特に今までの「個人商店的」教員像のままでは、
自分流で行ってきたプライドがあります。一方で、それが出来ない人に対して陰口を言ったりします。
これからの学校における教育改革においては、いつまでもこんな状況では、乗り越えられません。
そうしたことを前提として、
自ら現場・状況を理解し,その選択肢を 明確にした上で、考えるべきことは

「どのような行動を選択するかを決めるプロセスに 関わった人たちは変化に抵抗す るのではなく,建設的に進めよう とする傾向がある。」ということです。
自分の仕事のやり方ではなく、生徒にどんな力を与えるべきか、そのための手法をどうやるかを求められている時です。学校が直面している課題に対してどこから手をつけ、全体として組織として動けているか(協働できているか)が大きな鍵となります。このことを私は東京都都立高校改革の時に経験しました。

教職員の自己マスタリーを基本とした、学校の共有ビジョンに向かい、その実現のために現実をはっきりと捉えどうしたらそこに少しでも近づけるか。
教職員同士が学び合い、互いに悩みや考えを言い合える環境のもとで、対話をしながら協働できているかが重要です。
大人たちが、答えのない問いに対して試行錯誤し、常に変化し続ける様子を子供達に見せつけましょう。

必ず子供たちは反応してくれます。大人たちが自ら課題を見つけ吟味し学ぶところを、子供達が見ながら学び、成長していく姿を保護者と共に・仲間と共に喜び合いましょう。

教員の仕事は、他の仕事にはない「日本の未来を創る」という素晴らしいものです。しかし時間がありません。

教員が変われば学校が変わります。一人の教員が輝くと、その教員と関わる何十人の生徒が、年を経るたびに何百人、何千の生徒が変わります。そうなれば、日本の未来は大きく変わっていくことができます。そんな先生方を、全力で応援したい、幸せにしたい。そういう想いで私は仕事をしています。

「学校」のバージョンアップを行いましょう。「学校」の価値を高めていきましょう。改めて社会を変える「学校」の重要性を世の中に問いましょう。
そのために私は、全力でサポート・伴走してまいります。

久田教育総合研究所
代表 久田 佳孝

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