学校における仕事の偏りの原因について

中学や高等学校でよく見られる教員ごとの仕事の偏りについて

各関連部署が存在しているにも関わらず、そこを動かしているのは、○○先生ということは、よくある話である。もっというと、この仕事はその分掌ではないのに○○先生がやっている。いろんなことに、その先生は関わってしまい、みんなが帰ってしまっても遅くまで残って仕事をしている。

一方で、仕事を頼まれると「私は忙しいから・・(いろんな理由があるが)」と新しい仕事が自分にこないようにしている人がいる。こういう人には、仕事を頼む側も頼みにくい。問題は、これはやる気のない人には、頼めなくて、やる気のある人に仕事が集まるというどこにでもあることなのかもしれない現象にも見える。しかし、一番大きいことは、学校全体としてその方向性や方針、そして目標が不明確なためによく見られる現象によることも大きいと言える。即ち、学校の方針や目標が具体的に明確になるだけで、どうすればよいかわからなかった人が、よし、自分でやってみようと動き出すことがあるからである(それでもそう思わない人もいるが)。

日頃のなんとなく目の前の仕事を仕事としてこなす形になってしまうと、自分自身が何のためにその仕事をやっているのか分からなくなる。その結果、「早くこなしたい」が優先され、何のためにこれをするのかということが置き去りにされる。これが、生徒へ対する指示の中にまで現れやすい。「こうしなさい」「これはしてはいけません」とのみ伝え、なぜそうなのかを理解させられない。すると次第に生徒も、指示されたことを「早くこなしたい」だけを優先するようになる。生徒は、先生の鏡だという一番の例といえる事例となってしまうのである。

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