中学3年までに何を身につけるか

高校課程を高校の3年間で身につけること自体が、なかなか難しい。なぜなら中学課程と高校課程を比較した時にその量の違い、内容の抽象度の違いは著しいからである。中高一貫校が、中3から高校課程に入るカリキュラムを取っていることは、このことからしても十分理由がある。4年かけて高校課程のマスターと演習定着も行うことで、大学入試にも対応していけるというわけである。こう考えると、6・3・3制ではなくアメリカ等で実施している5・3・4制も合理性において納得がいく。現在の日本の状況における、中高一貫・小中一貫の融合を検討すべきなのかもしれない。では、今の日本において中学1・2で何を身につけておけばいいのか?基本的には、中3では進路面においても、学習面においても、1人の大人として選択・決断・行動ができる状態をいかに作れるか・・・ということが求められるのではないだろうか。そのために、中1・2の間にどう生徒をリードしていくかが重要となる。生徒に自分自身を客観的に見つめる癖をつけ、その過程で考えたことをアウトプットする訓練をどうさせるかにかかっているように思える。例えば、進路に関することに関しても、問いかけ方や、生徒が自主的に行動できるような問いかけ方をどうしていいか分からないから、自分は進路に関する知識はないから今のままでいいと納得される先生方もおられる。正当なやり方がわからないとやれない。と言われているような気さえする。生徒にどう動いて欲しいという目標に向かい試行錯誤していけばいい、生徒と一緒に学べばいい、と思うのだが正解を知らないと教えることができないと思われるようだ。

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